コーチングセッションで取り入れている「聴き書き」について

コーチングのセッションで取り入れている「聴き書き」についてご紹介いたします。

「聞き書き」とは?

「一人ひとりの話を聞き、それを文章として残す」ことです。
聞き手がお話しを聞き、文字起こしから編集を行います。
最終的に製本することが多く、「唯一無二の物語」をインタビューとして世に出したり、自分史として残す方が多くいらっしゃいます。

「聴き書き」とは?

「聞き書き」の手法を取り「コーチングセッション」を記録し、製本をして残します(PDFの選択も可)。
セッションでは「聞く」ではなく「聴く」を意識しているため「聴き書き」としています。

具体的なセッションの流れ

セッション自体は通常と変わりません。
毎回冒頭に決めたテーマに沿ってお話ししていきます。
終了後、こちらで文字起こし・編集を行い、PDFデータとしてお渡しします。
ご希望のタイミング(契約期間終了後など)には製本し、あなたが今を生きた証を残します。
(製本には追加料金をいただきます/PDFの選択も可)

通常のセッションとはどう違うのか?

セッションを受けるなかで、自分でメモを取ることがあるでしょう。
また日々、日記をつけている方もいらっしゃるかもしれませんね。
それはあくまでも主観的な判断での記録。
聴き書きでは編集を行うため、自分自身を客観視することができます。

慌ただしく日々を過ごしていくと、自分自身が大切にしたいもの・譲れないものをつい忘れてしまう・見失ってしまうことも。
だからこそ「あえて」残す。
いつでも立ち返れる場所の一つとして、あなたのそばに存在します。

またSNSを含めてインターネットが発達していても、「あえて」紙で残します。
いいこともそうでないこともひっくるめて、いつの時代でも変わらない、未来を生きるあなたを構成した過去の大切な記録です。
自分史としてはもちろんのこと、お話の内容次第では社史や団体史、家族史などとしても残していくことができます。

私が「聴き書き」をコーチングに取り入れる理由

私自身の実体験がきっかけです。

小さい頃からある将来の夢に向かって歩んでいました。
しかし、いつの間にか「頑張ること」が当たり前に、目標になっていました。

みんな平等に与えられる1日24時間365日。
一生懸命に物事に向かう過程で、ほぼ全ての時間をそのゴールに向けて費やしてしまう習慣になった私自身がいました。

一人ひとり性格や価値観が異なるはず。
正解も不正解もないはずなのに、自分と向き合う余白がなくなると、SNSなどを通じて映る他人と比較をするようになってしまう。

結局自分って何なのだろうか?と、自分らしさを失っていました。
時に次の一歩も踏めなくなくなるような状況ながら、でも「前を向いて頑張りたい」との気持ちはあって。
さまざまな矛盾を持ちつつも、日々を生きていたように思います。

私の場合、それでも「そのゴールにはたどり着かなかった」。
この事実がより他者との比較をしてしまいがちな理由です。

それでもコーチングセッションを通じて、自らの余白に気づくことができました。
私が本当に大切にしていることややりたいこと、ありたい姿…
あえて事前に時間を押さえて、その時間で自分と向き合う。
今も自分の人生を歩むための時間だと思っています。

人生との正解も終わりのない問いに向き合いながら、自分なりの答えを出し続け表現し続けること。

今はSNSもあり、簡単に比較ができる。
さらにそこからさまざまなことが生まれやすいからこそ、時に余白も埋まってしまう(それが楽しさでもあるけれど)。

ふと立ち返れるような、自分の素直な気持ちを目に見える形に残していきたい。
そう思ったことがきっかけです。

私のまわりには、目標に向かって日々自分自身と向き合いながら前に進もうとされる方が多いです。
私自身もパワーをもらうほどです。
それでも対話を通じて感じることもあります。

「自分自身と戦っているのだろう」

苦悩や葛藤もひっくるめて自分自身。
だからこそ「あえて」時間を取って自分自身と向き合い、新たな想いに気づいたり思考を深めたり。
自分なりの答えを出して、また一歩踏み出せるように。

私がセッションをしている理由はここにあります。

今回、聴き書きを掛け合わせることで、対話を通じて前に進むきっかけにするのはもちろんのこと、その過程の想いや背景を記録して「自分の生き方」を残しませんか…?

完成したものを他者に公開することも可能です。
(ご自身の判断です。自分自身を表現したものとして、他者に理解してもらうきっかけになります)

【公開する際の例】

  • 経営者や代表の方:社内コミュニケーション・社外PRの一環に
    私自身、社会人経験を重ねるなかで現在も含めて3人の経営者のそばで働いてきました。
    トップの言葉、その裏にある想いや葛藤を聴くと、一気に引き込まれるし「だからこそ一緒に働くんだ」とメンバーである私も、働く理由の腹落ちと次への原動力になります。
    今や組織は決まった形がない時代。それでも一緒に働きたいと思うきっかけの一つとして、トップ自らの言葉は組織としての求心力に必要不可欠であると考えています。
    また社外的にもさまざまなステークスホルダーに対してトップの言葉を公開することで、共感・愛着・信頼を高めるきっかけになります。
  • これからの人生を自分なりに生きたいと思う方:ポートフォリオ・自分史として
    小さくてもチャレンジがしやすい今。そこから自らの手で人生を切り拓いていくこともできます。
    あなたの挑戦の記録とそこにある想いをまとめることで、「私の履歴書」が完成します。
    WEBではなく紙で残った過去の記録で、未来へのさらなる挑戦を後押しします。

生きた証は誰しもが持っていること。
ある種の「お守り」を携えながら、未来をさらにエンパワメントできるようなセッションを行っていきます。