同じような場面で使用される言葉の一つに、「チーム」と「グループ」があります。
複数の人が集まる「集団」であることには変わりませんが、深く考えると意味は異なります。
私自身もこれまでは何気なく、それぞれの言葉を意図せず使っていました。
それでもこの意味を聞いた時から意識をし始めました。
仕事をするうえで、メンバーであっても上司や他の仲間との関係や一つ一つの仕事に対しての向き合い方が変わるのです。
言葉の大切さを強く認識する場面は多々ありますが、そのうちの一つです。
組織をまとめる経営層・リーダーは、仲間一人ひとりにも、自分たちの集団がどんな意味を持っているのか?理解してもらうことが必要です。
同じ目標に向かおうとするのは、◯◯◯である。
この2つの言葉は一般的に下記の通りに言われます。
- チーム:複数の人々が同一の目的を持って動く集団。同じ目標を達成するために役割分担をし、協力し合い、時に意見をぶつけながら動きます。
- グループ:同じ思考や性質・趣味などを持つ人々の集団。共有する目的や目標はありません。
ビジネスの観点では、最終的に自社の売上UP、会社の成長や社会への貢献…を掲げています。
少し大きなゴールであった際には、所属する組織のゴールや目指す方向性に落とし込みますよね。
それでも、何かしらの目的を持って行動することには変わりはない。
「私たちはチームである」との認識を持つことで、より結束力やスピード感が高まる組織へと近づきます。
最近流行りのサードプレイスなどでも「チーム」「グループ」は問いませんよね。
公私共々、「目的があるかどうか?」で言葉の選択をしていくことができれば、組織としての共通認識が揃ったうえで第一歩を踏めるでしょう。
組織づくりをするうえで大切にしたいこと
例えば、組織編成後初めてメンバーが集まるキックオフ。
一人ひとりの自己紹介や、このメンバーで目指したいことや大切にしたいことをお話しされることがほとんどでしょう。
私たちは「チームなのか?・グループなのか?」「そのうえで何を目指すのか?」話をすること。
そうすることでメンバー一人ひとりのその後の行動も変わっていきます。
チームとして共通言語を多く持つことが組織としての一体感の醸成に寄与することを背景に、合言葉をつくる組織も多いですよね。
「言霊」とのあるように、言葉一つひとつで組織も大きく変化することができます。
まずはあなたが目指したい組織はどちらなのか?
一人ひとりがイキイキとその人らしくあるためのファーストステップとして意識してみてくださいね。
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